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― All I need is that, otherwise that is all I need.

Jul.

22

2009

Kingdoms / Broadway

Kingdoms / Broadway Kingdoms / Broadway

ポストハードコアバンドBroadwayの1st.フルレングスアルバム。
出色のメロディアスな展開はメロディックバンドも顔負けのキャッチーネスを成しています。

Same Thing We Do Everyday Pinky
Same Thing We Do Everyday Pinky

ポストハードコア上に流麗なメロディーラインを乗せることでキャッチーさを強く推し出しており、そこにスクリーモ・パワーメタル・サザンロックといった激甚に繋がる要素を盛り込んで聴き易さと迫力を高いレベルで共存させています。
なかでもVo.マイケル・ブランコのハイトーンボイスはOf MachinesA Skylit DriveSeven Story Fallらに共通するボーカルの声質が醸しだすポップさというものを感じさせると共に粗暴的な面や叙情的な面で一層の存在感を放つに至っており、爆発力に富んだバンドサウンドに押し潰される事無く強固な印象を示しています。
また今作はジョニー・クレイグ(Emarosa)とクレイグ・オーウェンス(Chiodos)のゲスト参加という豪華なオプションもあり二人の牽引も聴き所の一つとなっていますが、マイケルの歌声は両巨頭にも負けず劣らずの強いインパクトを誇示出来ているのが凄いところ。(クレイグに至ってはチョイ役過ぎて押し負けしてます)
激しいPHCサウンドに甲高いボーカルを絡める形態のバンドも最近では珍しくない程に増えてきたと感じますが、初期Dance Gavin Danceのメロディアスな混沌を想起させる当バンドのメロディーセンスの良さは近年でも随一のものを感じます。
強いて難癖を付けるとメロディー重視のPHCという事で明快さがリピート率を抑えてしまいそうな気がせんでも無いですが、それを踏まえてもデビュー作としては稀に見る完成度の高さである事に変わりは無く且つ比較的万人にウケが良さそうな今作はここ日本でも旋風を巻き起こしてくれそうな気がします。

メロディアスなPHCサウンドを抜群のタイトネス上で奏した秀逸曲「Redeeming A Monster」、
出色のボーカルラインが甘美なエモフレーバーを醸しだす「Last Saturday」、
ハイゲインで奏されるスペーシーなサウンドは聴くも心地良い「Meg Ryan Would Play You In The Movie」、
伸びやかに展開されるうねりにジョニーが淑やかな色味を付与する「Don't Jump The Shark Before You Save The Whale」、
軽やかな進行に浮遊感と激情を絶妙に挟む「We Are Paramount」、
サザンメイクとピロピロなギターラインが印象的な「Gotta Love That Southern Charm」、
メタリックなリフと突き抜けたメロディーが相俟う「You Bring The Thunder, I'll Bring The Lightning」、
轟音がつんざき回る中クレイグが悠然と歌い上げる「Same Thing We Do Everyday Pinky」、
ドライブするサビメロとスカスカなブレイクダウンが絡み合う「Prom Queen Has No Friends」など全12曲収録。

Released : 2009/07/07
Label : Uprising Records
Origin : US - Florida, Orlando

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